「上手に誰かに伝えたい」
プレゼン、文章、口頭で。
コミュニケーションにはどうしても伝えるスキルが必要になります。
kindleにて購入して積んでいた。
ひきたよしあき氏の「博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ」。
その中にあった伝えるためのスキルの磨き方がとても参考になりました。
「本当に伝えたいことを探す要約力」こそ重要です。
もちろん伝わりやすい文章の書き方や文章力の鍛え方なんかもためになりました。それでも要約力を高められればコミュニケーション自体を円滑に進めます。
そう、コミュ障気味の私には必須といえる技能なのです!
相手の伝えたいことを的確に把握する力
伝えたいことを的確に把握する力とは、要点となる部分を見抜くことのできる力です。
これができればビジネスの資料からでも本当に相手の求めていることを理解し、相手の求めている返答を的確に返せます。
そこで本書では要約する力を養う。そのための方法を提示しています。
相手の求めていることを理解できる。
「空気が読める」というのは現代社会では必要スキルです。
「そんなことだから堅苦しい社会になるんじゃないか」
そういった意見もごもっとも。
けど見当違いの答えが返ってくると、キャッチボールが成立しません。
そんな場合はわざわざ拾いにいって投げ返す必要があります。
気持ちよくコミュニケーションしたい。
なら取りやすいところにボールを返してくれる人のほうが接しやすいのは誰にでも分ります。
自分の伝えたいこともまとめられる
「結局何が言いたいねん!」
話をしていて中身があっちにいき、こっちにいき。
カフェで居酒屋で、会話を楽しんでいる時以外なら誰もが思います。
本書では自分の書面からも無駄なぜい肉をそぎ落とし、わかりやすい文章に落とし込む方法も記載されています。
また読みやすくする文章を書けるようになるだけではありません。
受け入れられやすい文章にするための工夫。
相手の心を動かす文章のの書き方。
これらもわかりやすく紹介されています。
まとめ
博報堂という大手広告代理店で商品の魅力を伝えてこられた、ひきたよしあき氏のノウハウが凝縮された一冊でした。
ノウハウだけではありません。
著者の広告代理店に勤務されたご経験や、塾で子供たちを指導なさっておられるご経験。
それらの背景に基づいた説得力があります。
文章を書く。
コミュニケーションを円滑にする。
創作のヒントも詰まっている。
「なんでもっと早く読まなかったorz」
と後悔させられた一冊でした。
ではでは。