文章の書き方がわかる本~「武器としての書く技術」をお薦めする理由~

「せっかく文章を書くなら、伝わる文章を書きたい。」
そんなニーズに応えてくれる一冊。
イケダハヤトさんの「武器としての書く技術」をkindleにて購入して読んだのでレビューします

料理をイメージする。
上達のためには数をこなす。
そのためにもスピードが大事!

など文章をかくこと以外にも通じる、そんな一冊です。
ブログを書いてる男性のイラスト

1.レシピ通りに料理を作るイメージ

文章も料理と同じくレシピを準備すれば簡単に書けます。
「そんなのめんどくさい!」
と思われるかもしれません。

ですがそこは急がば回れ!
それにそんな大層な準備はいりません。

1.料理と同じく材料(書くネタ)を用意する。
2.材料を調理する順番を決める。
3.自分なりの意見などを通して味付けする。
料理をしている男性のイラスト

これらをレシピとして参考にする。
美味しい文章が手軽に作れる気がしますよね?

作曲、編曲においても作業をテンプレート化すれば効率が上がります。
当たり前って言えば当たり前。
それゆえにいろんなところに通じることです。

2.上達のために数をこなす

数をこなせば上手くなります。
月に一度しか書かない人と毎日書いている人。
後者の人のほうが上手くなるのは誰でもわかります。

文章以外にも通じることですね。
叩きながら石橋を渡るくらいなら、さっさとダッシュで渡りましょう。
走る男性のイラスト

「さっきは下準備しろって言っただろ!」
とのツッコミもごもっとも。
けど一度でもやらない限り、どんな準備が必要なのかもわかりません。

下手な文章を書いても恥をかくだけです。
死ぬことはありません。
数をこなさないと失敗すらできませんよ。

そして数をこなすためには文章を書くスピードが必要。
ブラインドタッチなどの技術の習得。
使いやすいキーボードなどいい道具を手に入れること。
スピードを上げる方法はいろいろあります。

そして誰でもできることが数をこなしてなれることです。

3.自分の経験は人の役に立つ「ネタ」になる

「波乱万丈な人生でもないし、書くネタなんかない。」ネットの神様のイラスト

本当にそうでしょうか?
自分がしょうもない失敗だったと思った経験。
それはほかの人が同じ失敗を繰り返さない教訓になります。

むしろニッチな情報の方が希少価値があるくらい。
そんなネタも自分の経験というフィルターを通せば役に立つ情報になります。

自分の経験がほかの人の役に立つならありがたいことです。

4.まとめ

料理レシピのようにフォーマットを作ってそこに落とし込む。
考えやすくなるし、スピードアップにもつながる。
文章を書くこと以外にも通じる手法です。

たとえニッチでも誰かの役に立つかも知れない。
そんなネタを自分というフィルターを通して出てきた文章。
どんどん発信していきたいです。

ではでは。

 

この本は応用の幅が広い「文章の書き方」の技術が学べる良書です

「上手に誰かに伝えたい」
プレゼン、文章、口頭で。
コミュニケーションにはどうしても伝えるスキルが必要になります。

kindleにて購入して積んでいた。
ひきたよしあき氏の「博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ」。
その中にあった伝えるためのスキルの磨き方がとても参考になりました。

「本当に伝えたいことを探す要約力」こそ重要です。

結束バンド
まとめる

もちろん伝わりやすい文章の書き方や文章力の鍛え方なんかもためになりました。それでも要約力を高められればコミュニケーション自体を円滑に進めます。

そう、コミュ障気味の私には必須といえる技能なのです!

コミュニケーションが苦手な人のイラスト
コミュニケーションが苦手な人のイラスト

相手の伝えたいことを的確に把握する力

伝えたいことを的確に把握する力とは、要点となる部分を見抜くことのできる力です。

探偵のイラスト
探偵のイラスト

これができればビジネスの資料からでも本当に相手の求めていることを理解し、相手の求めている返答を的確に返せます。

そこで本書では要約する力を養う。そのための方法を提示しています。

相手の求めていることを理解できる。

「空気が読める」というのは現代社会では必要スキルです。

「そんなことだから堅苦しい社会になるんじゃないか」
そういった意見もごもっとも。

けど見当違いの答えが返ってくると、キャッチボールが成立しません。
そんな場合はわざわざ拾いにいって投げ返す必要があります。

気持ちよくコミュニケーションしたい。
なら取りやすいところにボールを返してくれる人のほうが接しやすいのは誰にでも分ります。

自分の伝えたいこともまとめられる

「結局何が言いたいねん!」

話をしていて中身があっちにいき、こっちにいき。

カフェで居酒屋で、会話を楽しんでいる時以外なら誰もが思います。

談笑する女性たちのイラスト
談笑する女性たちのイラスト

本書では自分の書面からも無駄なぜい肉をそぎ落とし、わかりやすい文章に落とし込む方法も記載されています。

 

また読みやすくする文章を書けるようになるだけではありません。

受け入れられやすい文章にするための工夫。

相手の心を動かす文章のの書き方。

これらもわかりやすく紹介されています。

まとめ

博報堂という大手広告代理店で商品の魅力を伝えてこられた、ひきたよしあき氏のノウハウが凝縮された一冊でした。

 

ノウハウだけではありません。

著者の広告代理店に勤務されたご経験や、塾で子供たちを指導なさっておられるご経験。

それらの背景に基づいた説得力があります。

 

文章を書く。

コミュニケーションを円滑にする。

創作のヒントも詰まっている。

 

「なんでもっと早く読まなかったorz」

と後悔させられた一冊でした。

ではでは。