ギター初心者のシールド選びのご参考に! シールド比較~その③~

膨大な種類が販売されているギターシールド
「どれを選べばいいのかわからない」
そんな方も多いと思います。

そんな方のご参考になれば。
そう思いはじめたシールドの弾き比べ。
それも今回で3回目。

今回はオーディオケーブルで有名なOYAIDEのシールド 

QAC222Gの写真QAC 222-Gをmogami 2534で自作したシールドと比較。

mogami 2534の写真長さはQACが3m、自作が4mです。

比較の際はリアンプを使用。

ギター録音特化オーディオインターフェースAXE I/Oで外部の機材を使ってリアンプする方法

おかげで演奏の力加減に影響されない。
純粋にシールドの音質のみを比較しています。

ボールを比較している男性のイラスト

クリーンの違い。
歪みの違い。
オススメの使用方法。

これらを今回はご紹介。
お役に立てれば幸いです。

クリーンの違い

アルペジオやメロディ弾き。
じっくり聞いてもらうことが多いクリーントーン。
まずはそんな大事なクリーントーンで比較してみます。

森の写真

こちらが自作のmogami 2534。

こちらがQAC 222-G。

QAC 222-Gのほうが音が明瞭で音量が上がった気がします 

さらにアナライザー、Metric ABで比較。

アナライザーで比較

オレンジ色のQAC 222-Gの方が全体的に大きくなっています。
mogamiの自作ケーブルよりも素直に音を伝えているのがわかります。

歪みの違い

ロックやポップスでもおなじみのひずみサウンド。
「エレキギターといえばコレ!」
そう言っても過言ではないほどです。

そんなひずみサウンドでも違いを比較してみました。

まずは自作のmogami 2534。

続いてQAC 222-G。

こちらのサウンドの方が明瞭で力強い印象 
アナライザーでも比較してみました。

ひずみサウンドで比較

やはり全体的にオレンジのQAC222ーGのほうが大きいです。
特に低域が大きくより力強いひずみサウンドを作っています。

オススメの使用方法

正確に楽器本来のサウンドを伝えてくれるQAC 222-G。

僕の場合、エフェクターで音をつくった後。
つくった音をアンプに届ける位置で使用しています。

エフェクターボードの写真

の位置なら自分の理想の音を正確に届けられる 
そんなQAC222ーGの力をフルに発揮できるのではないでしょうか。

まとめ

オーディオケーブルのトップメーカーOYAIDEのシールド。
QAC 222-Gのサウンド検証でした。

比較している男性

素直なサウンドのシールドケーブル。
どのような場面でも使える万能さはさすがOyaideです 

今使っているシールドからとりあえず変えてみる。
それだけで楽器本来のよさを十分に発揮できます。

楽器本来の音を伝えるナチュラルサウンド。
ぜひ体験してみてください。

ではでは。

エフェクターボードがスッキリ! 初心者でもかんたんなパッチケーブルはコレ!!

「市販のパッチケーブルだと長さが合わない」
決まった大きさしかないエフェクターボード内。

エフェクターボード

ケーブルが余りまくってるとスペースが勿体無いですよね。

さらにどこにつながっているのか分からない。
見栄えも悪いとダメなとこだらけ。

かと言ってわざわざハンダでケーブルを自作するのはめんどう。

そんな方におすすめしたいのがFree The Toneソルダーレスケーブル 

エフェクターボードがスッキリする
最小限の長さで音の劣化がすくない
かんたんにつくれる

そんな便利なソルダーレスケーブルをご紹介します。
お役に立てれば幸いです。

エフェクターボードがスッキリする

配線が余りまくってぐちゃぐちゃのエフェクターボード
見た目もよくないですよね。

見た目だけではありません。
余ったケーブルの描く円。

余ったケーブル

この円はノイズを拾うアンテナにもなります。

アンテナのイラスト

もちろんノイズサプレッサーなどのエフェクターの使用も有効です。

歪み大好きギタリストの皆様、ギターのノイズを除去するこちらのエフェクターはご存知ですか?


しかし使わなくてもいいならそれに越したことはありません。

ソルダーレスケーブルなら必要な長さでパッチケーブルを作成可能。
エフェクターボードの整理、ノイズの低減に役立ちます

音の劣化が少ない

パッチケーブルもギターのシールドと同じ。
長ければ長いほど音は劣化します。

特にスイッチャーを入れてないエフェクターボード。
すべてのエフェクターは直列でつながっています。

直列のエフェクター

エフェクターの数だけ離れる距離。

個々のパッチケーブルはせめて最小におさめるべき です。

僕もソルダーレスケーブルを導入する前。
一生懸命パズルのように最適なパッチケーブルを探していました。
それも自作すればそのような手間は不要です。

ソルダーレスにするおかげで余計な手間が省けるようになりました。

ただしギリギリの長さもよくありません。

短すぎるケーブル

エフェクターがズレてケーブルが抜けることがあります。
ケーブルの長さは少し遊びが必要です。

適度なケーブル

かんたんにつくれる

ケーブルを作成する際、面倒くさいのがハンダづけ。
ハンダゴテを温めたり余分なハンダの除去などの数々の作業。

いちいち時間もかかってめんどうです。

その点ソルダーレスならハンダ作業は不要 
ニッパーで必要な長さにケーブルをカット。

ニッパーでケーブルをカット

その後プラグを差し込み。

プラグを差し込む

キャップをはめてネジを締めれば完成です。

キャップ固定

「本当にこれで音が出るの?」
そう疑われる方も心配ご無用!

この通りバッチリ接続されています!

ケーブルチェック

まとめ

かんたんにお好みの長さのパッチケーブルを作成可能。
便利なソルダーレスケーブル。
のご紹介でした。

パッチケーブルだけでも音質の劣化が気になる。
そんな方はぜひバッファーを導入してみてください
劣化の少ない力強いサウンドに生まれ変わります!

DTMでのギター録音にこのバッファーを使う理由

いちいちハンダ作業をするより圧倒的な作業の速さ。
忙しい現代人にオススメのFree The Toneソルダーレスケーブル。

ぜひスッキリしたエフェクターボードを体感してみてください。
ではでは。

音にこだわるギタリストにおすすめしたいギターシールド~その2

つなぐだけで音のキャラクターを変えてしまうシールド。
理想のギターサウンドをつくるなら最適なシールドを選択することが必須です。

前回ご紹介したPRSのギターシールド。

音にこだわるギタリストにおすすめしたいギターシールド

引き続いて今回はKAMINARI /Acoustic Cableをご紹介します。

KAMINARI GUITARSのケーブルの特筆すべき点は日本製!
コストを抑えるため海外製であることが多いシールド。
その中で国産を貫くことに対するブランドのこだわりが感じられます。

made in japan

エレアコ用のこのケーブル
あたたかさがあるサウンドが好きでよくエレキでも使います。

今回はそんなKAMINARI /Acoustic Cableの音の特性を調べてみました。

比較対象としてmogami 2534で自作したシールドを用意。
こちらは4m。
KAMINARI /Acoustic Cableの方は5mです。

今回はこの2つのシールドを比較します。
お役に立てれば幸いです。

歪みサウンドで比較

まずは歪みサウンドで双方の音質を比較します。

ik multimedia axe i/oを使いリアンプして比較します。

ギター録音特化オーディオインターフェースAXE I/Oで外部の機材を使ってリアンプする方法

ik multimedia axe i/oのAMP OUTとギターアンプ。
これらをつなぐシールドを変えることでシールドの音質のみを比較します。
音源はヘッドホンで比較されたほうがわかりやすいです。

まずは標準の自作ケーブルのサウンドがこちら。

次にKAMINARI /Acoustic Cableを使ったサウンドがこちら。

こちらのほうが太いサウンド。
音量も上がっています。

2つの帯域分布図を重ねてみました。
黄色いほうがKAMINARI /Acoustic Cableです。

帯域比較

低域を中心に全体的に音が出ています。
「コンプ感を出さずにギター本来の音を出している」
そんなイメージです。

クリーンサウンドで比較

次にクリーンのアルペジオで比較します。

標準の自作ケーブルがこちら。

KAMINARI /Acoustic Cablecがこちらです。

クリーンのほうがわかりやすく音が大きくなっています。

2つの帯域分布図を重ねてみました。
こちらも黄色がKAMINARI /Acoustic Cableです。

2つの帯域を比較

やはりKAMINARI /Acoustic Cableは全体的に音を拾っています。

まとめ

KAMINARI /Acoustic Cableシールドの音質を比べました。

楽器本来の音を伝えてくれる。
アコースティックにあったシールドです。

ぼくは低域が出た太めのサウンドのKAMINARI /Acoustic Cableのほうが好みです。

ただし低域が出すぎ。
ベースとかぶらないようにEQ処理が必要でそこらへんの手間がマイナスです。

音質以外でもKAMINARI /Acoustic Cableはさすが日本製!
ケーブルが柔らかくてとても取り回しがいいです。

ロゴ

KAMINARI /Acoustic Cableを使ってギター本来のサウンドをお楽しみください

ではでは。

デジタルアンプの強い味方!ライブのお供にオススメのワイヤレスシステム

kemperやfractal。
エフェクターまで内蔵されている便利なデジタルアンプたち。

「ライブでもkemperと切り替えのスイッチだけあれば十分」

そんなギタリストにオススメしたいのがラック型のワイヤレスシステム

ラック型なのでデジタルアンプと同じラックに入れて持ち運べる。
ワイヤレスなので距離による劣化がない。
ステージ上でストレスのない演奏ができる。

今回はそんなメリットだらけ。
ライブの強い味方のラック型ワイヤレスシステム。
EX-ProのPRO-10B をご紹介します。

お役に立てれば幸いです。

デジタルアンプのお供

音作りに必要なものが凝縮されている便利なデジタルアンプ。

「おかげでエフェクターボードは必要なくなった」
そういった方も多いはずです。

それならペダル型のワイヤレスは必要ありません。

ラック式ならデジタルアンプと同じラックで運べます。
ケーブルを結線した状態で。

わざわざシールドをつなぐよりセッティングの手間が減らせます。

距離による劣化がない

「ライブなんだから派手に動き回りたい!」

じーっと指板を覗き込んで突っ立てるだけの演奏はつまらないですよね?
ステージ上で動き回るために長いシールドを使う。
そんなときはバッファーを使うという手段もあります。

宅録ギタリストの僕がバッファーを使う理由

でももっとスマートなのがワイヤレス!
無線なら距離による劣化がありません

ワイヤレス子機の画像

ワイヤレスがあれば邪魔なシールドとはオサラバです!

それでも音に不安がある方はこちらのエフェクターがオススメ!

ワイヤレスでもギターサウンドに妥協しない!音重視のワイヤレスシステムへ!!

ステージ上でストレスフリー

シールドから開放されるメリットは距離だけではありません。

足元に張り巡らされたシールドという地雷を撤去できます。

シールド

ギターの微弱な信号を伝えるシールドケーブルはとってもデリケート。
靴で踏ん付けるとものすごくダメージを受けます。

「真剣に演奏している最中に足下まで注意するなんて無理!」
僕はそう思います。

またシールドに足を取られたとき、プラグが抜ける心配もあります。

ワイヤレスを導入すればそんなストレスからも開放されます。

まとめ

ラック式のデジタルアンプと好相性のラック式ワイヤレスシステム。

技術の進歩でペダル式のワイヤレスシステムもずいぶんと高性能になりました。
しかしデジタルアンプが発達した今。
ラック式のメリットもまだまだあります。

アンプもエフェクターもキャビネットシミュレーターも一台に。
そんなデジタルアンプとワイヤレスでつないだ音を家でつくる。

イメージ通りの音でどこへでもいけます。

バンドのイラスト

デジタルアンプの強い味方。
ラック式ワイヤレスシステムでストレスフリーな演奏を楽しんでください!

ではでは。

音にこだわるベーシストにおすすめしたいベースシールド

シールドなんてこだわらなくてもベースアンプで補正すればいい

そう思われている方もいるでしょう。
ですがアンプなどについているイコライザーは削るためのもの。
損なわれた音質は回復してくれません。

前回ギターで比較したPRSのシールド。

音にこだわるギタリストにおすすめしたいギターシールド

今回はベースでリアンプして比較したいと思います。

基準のシールドはmogami 2534で自作したシールド。
こちらは4m。

mogami 2534の写真

そしてご存知有名ブランド!
PRSのシールドです。
こちらはライブ用に買ったため7mです。

PRSのシールド

長さがちがいますが、これで比較したいと思います。

お役に立てれば幸いです。

指弾きで比較

まずは指弾きで双方の音質を比較します。

ik multimedia axe i/oを使いリアンプします。

ベース宅録の強い味方。納得行く音作りをするためのリアンプの方法

ik multimedia axe i/oのAMP OUTとアンプ。
これらをつなぐシールドを変えることでシールドの音質のみを比較します。
音源はヘッドホンで比較されたほうがわかりやすいです。

まずは標準の自作ケーブルのサウンドがこちら。

次にPRSのシールドを使ったサウンドがこちら。

こちらのほうが音の密度が濃い。
まとまっていてコンプ感もあります。

2つの帯域分布図を重ねてみました。

シールドの音質比較

すこし低音が多いです。
このあたりが音の厚みの違いを出しています。

ピック弾きで比較

次にピックで弾いて比較します。

標準の自作ケーブルがこちら。

PRSのシールドがこちらです。

こちらのほうが太くて丸いかな。
ギターほど音質差が歴然とはしません。

2つの帯域分布図を重ねてみました。

シールドの音質比較

やはりPRSのほうが少し低域が出ている程度。
他の帯域は微妙に違う程度です。

まとめ

PRSのシールドの音質を比べました。

ギターほど音質差が出なかったのはやはりギター用のシールドでしょうか。

それでもNEUTRIKのSilent PLUGのおかげで万一プラグが抜けた場合。
ブツッというノイズが出ない安心感があります。

silent plugの写真

それにケーブルも柔らかく取り回しがいいのもポイント。
ステージで動きやすいです。

今回はベースで使った場合のPRSのシールドを比較しました。
ステージで動きやすく、ベースの「太さ」を強調してくれるシールドです。

ではでは。

音にこだわるギタリストにおすすめしたいギターシールド

シールドなんてギターとアンプを繋いでいるだけ

僕もギターを始めたとき。
そんな気持ちでおまけで付いてきたシールドを使っていました。

それが友人のシールドを借りたところから音のクリアさに驚愕!
あれよあれよと泥沼に…。

そこでみなさまも泥沼にはまらぬよう(泥沼へ手招きするため)。
無駄にたまったシールドを音質で比較したいと思います。

比較ということで基準のシールドはmogami 2534で自作したシールドを使おうと思います。
こちらは4m。

mogami 2534の写真

今回はギタリストなら知らない人はいないであろう有名ブランド。
PRSのシールドです。
こちらはライブ用に買ったため7mです。

PRSのシールド

短いほうが有利です。
それでも参考までにこれで比較したいと思います。

お役に立てれば幸いです。

歪みサウンドで比較

まずは歪みサウンドで双方の音質を比較します。

ik multimedia axe i/oを使いリアンプします。

ギター録音特化オーディオインターフェースAXE I/Oで外部の機材を使ってリアンプする方法

ik multimedia axe i/oのAMP OUTとギターアンプ。
これらをつなぐシールドを変えることでシールドの音質のみを比較します。
音源はヘッドホンで比較されたほうがわかりやすいです。

まずは標準の自作ケーブルのサウンドがこちら。

次にPRSのシールドを使ったサウンドがこちら。

こちらのほうが音が太く、リッチなサウンド。
まとまっていてコンプ感もあります。

2つの帯域分布図を重ねてみました。

音質の比較

低音すごい!

ここまで低音が出てるとは思いませんでした。
特に200hz以下の出音はPRSのほうがはっきり出ています。

クリーンサウンドで比較

次にクリーンのアルペジオで比較します。

標準の自作ケーブルがこちら。

PRSのシールドがこちらです。

ギラギラした高域の部分が落ち着いています。
音が丸くなった気がします。
悪く言えば「抜けが良くない」サウンド。

しかし太く力強くなった。
そんなサウンドです。

2つの帯域分布図を重ねてみました。

アルペジオの音質比較

やはりPRSは低域が出ていて、高域が抑えられています。

まとめ

PRSのシールドの音質を比べました。

僕はPRSのマイルドで太いヴィンテージようなリッチなサウンド。
こちらのほうが好みでした。

もちろん音のことなのでそれぞれ好みがあります。
逆に言えば音抜けが悪いということです。

音質以外でもPRSのシールドはいたれりつくせり!
NEUTRIKのSilent PLUGが採用されています。

silent plugの写真

プラグを引っこ抜いたときの「ブツッ!」という音。
あのノイズを防いでくれます。

それにケーブルも柔らかく取り回しがいいのもポイント。

ギターやアンプをグレードアップするには結構なお金がかかります。
それに比べれば安価にバージョンアップできるシールド(悪魔のささやき)。

ヴィンテージ感あふれるリッチなサウンドのPRSのシールド。
ぜひじっくりと堪能してください。

ではでは。